【作品紹介】
レーベル:ガガガ文庫
著者:平坂読
イラスト:カントク
妹バカの小説家・羽島伊月の周囲には、いつも個性的な連中が集まっている。愛も才能もヘビー級、残念系美少女のハイエンド・可児那由多。恋に悩み友情に悩み夢に悩む青春三冠王・白川京。鬼畜税金セーバー・大悠アシュリー。天才イラストレーター・ぷりけつ―。それぞれ迷いや悩みを抱えながらもゲームをやったり旅行に行ったり仕事をしたり賑やかな毎日を繰り広げる伊月たち。そんな彼らを温かく見守る完璧超人の弟・千尋には、大きな秘密があって―。『僕は友達が少ない』の平坂読が放つ青春ラブコメの到達点、堂々開幕!!
冒頭からとんでもない爆弾が投下されております。
なんでしょうこのキチガイどういうことなんでしょう
妹大好き、妹好きすぎてキチガイ作家にまで身を落とした(進化した?)羽島伊月くんの作家物語というお話。でも、驚くべきことに全く仕事をしていません、これがラノベ作家の日常なんでしょうか?
全体的なコメディー展開ながら、絶妙なシリアスというか現実(主に出版業界)が現れていちいち笑ってしまうのがとても悔しいけれど幸せです、面白いので
タイトルの「妹さえいればいい。」というわけではありませんが、面白ければいいなのです
個性的なキャラクターたちのほのぼのライフ羨ましさのあまり憤死してしまいそうですが、まあ、面白ければ文句なんてありません
ただなぜ男の娘を女の子にしたがるのか……
評価
キャラクター B+
狂気でキャラクターを作っているところは若干あるものの、それが十分に面白いのでこんなものかなと。こういうのは面白いけれど好きにはなれないタイプ
ストーリー B+
全体的なコメディー、ところどころに挿入される現実はいいスパイスになっているのでいい感じです。ただ、仕事してくださいお願いします
総合 B+
コメディー要素、現実要素、それらがうまく混ざり合って面白い出来になってはいますが、最終目標、あるいは到達点が見えないのでここのあたりの評価です
テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学